倦怠感・気力低下・ 食欲不振・風邪をひきやすい人の漢方薬治療
元気がない、気力がない、無気力、根気。漢方で言う気って言葉は、どうも人間にとっての身体と心のエネルギー、パワーのことを言っているようです。
漢方では、気虚(元気がない、食欲がない、免疫力の低下・風邪ひきやすい)、気鬱(抑うつ、いらいら)、気逆(易怒性、のぼせ、パニック、不安)います。
素人が聞くとスピリチュアルパワーのような印象を受けると思いますが、気とは生命エネルギーであり、漢方では大真面目に、非常に最も需要なものとしてよくつかわれる言葉のようです。 体や心を動かすエネルギー、パワーなのです。
今回は、この生命エネルギー、気が不足、停滞を解消する漢方薬(補気剤)を調べました。
気虚の症状・体質をまとめると
- だるい、疲れる
- 気力が出ない
- 食欲がない
- 風邪を引きやすい、傷口が治りにくい
- 脈が弱い
- 舌の色が白い
- お腹に力が入らない
気は、神気、胃気、疫気の3つの気に分類
- 神気(精神運動機能):だるい、疲れる、気力が出ない
- 胃気(消化吸収機能):食欲がない
- 衛気(生体防御機能):風邪を引きやすい、傷口治りにくい
3つの気のパワーの低下に適用する漢方薬は
- 神気のパワー低下:手足がだるい、疲れる、気力が出ない、目や声 に力がない、昼間眠い⇒補中益気湯
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胃気のパワー低下:食欲がない、胃もたれ、消化不良、下痢、軟便 ⇒六君子湯
- 衛気のパワー低下:風邪を引きやすい、風邪を引くと治りにくい、傷口が治りにくい⇒黄耆建中湯
漢方薬・生薬情報
補中益気湯と六君子湯と黄耆建中湯に配合されている人参や黄耆は補気剤の代表!!
- 補中益気湯:人参・大棗・朮・柴胡・甘草・当帰・乾生姜・陳皮・升麻
- 六君子湯:人参・朮・茯苓・半夏・陳皮・大棗・甘草・生姜
- 黄耆建中湯 :黄耆・芍薬・桂皮・大棗・ 甘草・ 生姜、膠飴
黄耆は、止汗、利尿、強壮の効を期待し、身体虚弱・皮下組織の水毒停滞を改善し、皮膚の増殖、排膿を目的とする薬方に配合する。人参は、胃腸の衰弱による新陳代謝機能の減退を振興し、胸部のつかえ、食欲不振、腹痛、糖尿、疲労などを改善する薬方に配合する。
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