漢方薬は、冷えを温めるのが得意
漢方放浪記を書き始めて、約2ケ月が経過しましたが、漢方治療の考え方が少しづつわかってきたような気がします。とはいっても1年や2年で習得するのはほぼ不可能であることも実感していますが。笑
自分でも、微熱や風邪っぽい時は、葛根湯、インフルエンザの時は麻黄湯、精力回復と飛蚊症に八味地黄丸、胃酸過多?逆流に六君子湯、ダイエットに防風通聖散、二日酔いに五苓散を服用して効果を実感していますが、インフルエンザの時に、麻黄湯で熱や関節、筋肉痛を我慢していたのですが、さすがにギブアップして、抗ウイルス薬(イナビル)を吸引しました。ただ、インフルエンザの熱が下がったあとは、数日食欲もなく、ちからも入らなかったので、六君子湯(人参)を服用しました。思ったとおり、とてもインフルエンザに掛かったとは思えない体力の回復の速さでした。
ここ10日間くらいは、八味地黄丸の煎じ薬を服薬中ですが、味やにおいだけで、えらく効いているような気分になりますが(笑)、クラシエやツムラのエキス剤とどの程度効果の差があるかわちょっとまだわかりません。八味地黄丸は、クラシエのエキス剤(錠剤)を1か月服用して十分に効果(精力回復、飛蚊症)は実感できました。
さて、前置きが長くなりましたが、いくつかの記事を書いているうちに、冷え性という体質が、多くの病気に関係していることが分かってきました。
また、西洋薬には、熱を下げる薬やいくつもありますが、冷え性の人の体温を上げる薬はありません。漢方には体温を下げるものも上げるものもあるのです。
これが、冷え性の改善が漢方の得意とする分野であるといわれる由縁ではないでしょうか?
次回ブログから冷え性の克服、改善について、様々な文献や先生方の講演を詳しく調べて、特集していきたいと思います。